リタイアして初めての確定申告で必要な書類の準備をしました

資産運用

今年の確定申告が、来週2月16日(火)から始まります。

今年2021年に提出するのは、2020年分の所得です。

その提出期限ですが、新型コロナの影響により、

締め切りが1か月延長されることが、国税庁より発表されました。

(確定申告の期間)2021年2月16日(火)~4月15日(木)

(申告・納税の期限)2021年4月15日(木)

国税庁:令和2年分確定申告の申告・納付期限に関する情報

令和2年分確定申告の申告・納付期限に関する情報|国税庁

確定申告に必要な書類を用意する

令和2年分 給与所得の源泉徴収票

給料を少しでももらっていれば、確定申告で税額控除を受けられる

昨年2月に会社を退職したので、2カ月ほど働きました。

おととしの12月末での退職を希望したのですが、

それが叶わず、年明けも会社で働くことになったからです。

おととしの12月末で退職していれば、給与所得の年末調整を会社がやってくれるので、

今年の確定申告で給与所得の申告をしなくて済みました。

今となっては、中途半端だったと思います。

しかし、2か月分給与所得があることで、確定申告をすれば少し税額控除を受けることができそうです。

源泉徴収票の郵送時期について、退職前に確認しておく

給与所得の源泉徴収票について、退職後に働いていた会社から郵便で送られてきました。

わたしのように数か月働かざるを得ない人は、

退職する時に、給与所得の源泉徴収票を受け取れる時期について、

確認していおいた方が良いです。

そうすれば、退職後確認をしたくなったとしても、辞めた会社に連絡を取る必要がありません。

社会保険料(国民年金保険料)控除証明書

日本年金機構より、郵便で送られてきます。

ちなみにわたしは、前払いしたので、控除証明書が3枚ついていました。

令和2年度分、令和3年度分、令和4年度分の3枚です。

今年度と来年度の分については、無くさないように保管しておく必要があります。

令和2年分小規模企業共済等掛金振込証明書 確定拠出型年金(個人型)

いわゆるideco(イデコ)への拠出金額の証明書です。

国民年金基金連合会より、郵便で送られてきます。

令和2年分国民健康保険税納付額確認書(申告用)

前年度の3月に国民健康保険になったので、保険税の支払いを証明する書類が必要になります。

自分が住んでいる自治体に問い合わせをします。

私の住んで町では、郵便で送ってもらうことができました。

自治体によっては、対象者に自動で送ってくれるところもあるようです。

(こちらの記事も参考にして下さい)国民健康保険税納付確認書を請求しました

保険料控除申告書(生命保険控除)

わたしは都道府県県民共済に加入しています。

全国生活協同組合連合会より、郵便で送られてきます。

令和2年分特定口座年間取引報告書

電子交付で書類を入手する

取引をしている証券会社から入手します。

入手方法は、郵送と電子交付の二つの方法がありますが、私は、電子交付を利用しています。

証券会社のホームページにアクセスして、書類をダウンロードしています。

株式の譲渡損失の繰越控除、外国株式の外国税額控除の申告をするために使います。

しかし、昨年はリタイア生活に入ったので、給与所得はありますが、納税額が少ないです。

所得が少ないので、前年までのように税額控除のメリットを受けるられそうもありません。

繰越損失は翌年以降3年間繰越ができる

繰越損失は、翌年以降3年間損失を繰り越すことができます。

昨年は保有株の損出し金額が、譲渡益や配当金の金額よりも多いです。

今年の確定申告で損失の申告をすることで、

翌年以降の3年間に、課税口座で利益が出た時や、配当金がある時、

今回の損失を利用して、税金の還付を受けることができそうです。

3年間損失を繰り越す場合は、毎年、連続して確定申告をする必要があるので、注意して下さい。

年間損益報告書(FX)

取引をしている証券会社から電子交付で入手します。

FX口座でドルを保有していましたが、コロナショック時に、急激な為替相場の急落がありました。

すぐに手放しましたが、損失がありました。

その損失について、申告をします。

譲渡損失について、翌年以降3年間繰越ができるので、来年以降FX口座で利益が出た時に、

今回の損失金額を利用して、税金の還付を受けることができます。

3年間損失を繰り越す場合は、毎年、連続して確定申告をする必要があるので、注意して下さい。

年間損益報告書(日経平均先物)

取引をしている証券会社から電子交付で入手します。

保有している株式のヘッジを、日経平均先物の空売りでしています。

昨年はロールオーバー時に、損失がありました。

その損失について、申告をします。

先物の損失は、FXの損失と損益通算できるので、どちらかの口座で利益が出た時に

今回の損失金額を利用して、税金の還付を受けることができます。

譲渡損失について、翌年以降3年間繰越ができます。

3年間損失を繰り越す場合は、毎年、連続して確定申告をする必要があるので、注意して下さい。

証券会社の貸株金利

貸株金利は総合課税

昨年初めて、証券会社の貸し株サービスを利用しました。

税金の扱いについて、調べてみました。

貸株サービスで受け取った金利は、雑所得または事業所得となり、総合課税になります。

そのため、確定申告が必要になるようです。

リタイア生活者は、確定申告が必要

「20万円以下の雑所得について、確定申告が不要」というルールがあります。

しかし、このルールが適応されるのは、年末調整を行っているサラリーマンです。

そのため、年末調整をしていない場合は、年間の所得がわからないので、

雑所得が20万円以下のサラリーマンでも確定申告を行う必要があります。

リタイア生活者は年末調整をしていないので、確定申告をする必要があります。

リタイアして初めての確定申告の準備で、実力の積み上げができた

リタイア生活に入ったことで、今年の確定申告は例年よりもやることが多くなりそうです。

サラリーマンとして働いていれば、会社が年末調整をやってくれるので、

面倒な申告を体験する必要はありません。

随分、恵まれていたのだな、と改めて思います。

しかし、確定申告をすることによって、新しい知識を得ることができます。

自分がどのくらい税金や保険料を支払っているのかを、きちんと理解することもできます。

確定申告の準備は、実力の積み上げにつながります。

タイトルとURLをコピーしました