マラドーナでも、時間だけは取り戻せない

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先日サッカーのスーパースターディエゴ・マラドーナ氏が死去しました。

1986年のメキシコワールドカップで大活躍した選手です。

当時は、今のようにサッカー中継は一般的ではなくて、

深夜NHKで放送されていた試合を、眠い目をこすりながら見ました。

NHKのアナウンサーが、マラドーナ選手の名前を連呼する、

「伝説の5人抜きのゴール」

もリアルタイムで見ました。

40年近く前の記憶ですが、そのゴールを今も鮮明に思い出せるほどに、

素晴らしいシーンでした。

遠い昔の記憶が懐かしくなったこともあり、

ドキュメント映画「マラドーナ」を、アマゾンプライムで見ました。

公平で、自分の気持に対して正直な人という印象

この映画では、現役時代のマラドーナ氏のプレイを、たくさん見ることができます

ディフェンダーを振り切る華麗なドリブル、

トリッキーなシュート、

正確無比なフリーキック

など、どれも素晴らしいプレイばかりです。

また、家族や仲間と過ごす様子や、

国際情勢や政治について語る姿など、

プレイ以外の姿も見ることが出来ます。

そして、マラドーナ氏に対して、

公平で、自分の気持に対して正直な人という印象を持ちました。

時間を取り戻すことはできない

マラドーナ氏が、家族について語るシーンが印象的でした。

そして、当時幼かった娘さん達と、共有する時間が少なかったことを、

後悔していました。

「最も貴重で豊かな時代をムダにした。時は戻らない」

あれほどの大金持ちで、スーパースターでも、

「時間を取り戻す」ことはできないのです。

過ぎ去った時間の過ごし方を、後悔したくないからリタイアした

わたしにとって大切にしたいと思ったのは、年老いた両親と過ごすことでした。

「あのとき、サラリーマンを辞められたのに、辞めなかったことが失敗だった」

という後悔をしたくなかったのです。

今、両親と穏やかな時間を過ごしています。

そして、「時間こそ貴重だ」と感じる毎日です。